神前結婚式とは
古来より両親から自分へ、自分からわが子へと、人生儀礼(営み)を通して世代を超えて継承され続けている、大切な「心」と「心」を繋ぐ、「美しい結婚式のカタチ」です。
時代は移り変わっても、いつまでも変わることのない「お二人の思い」や「家族の思い」。変化の激しい時代であるからこそ、そんな大切な思いを大切にし、神社を心の拠り所にできることが神社結婚式の魅力です。
<神前式の流れ>
◇参進
宮司・巫女に先導され、本殿まで移動します。「花嫁行列」とも呼ばれ、新郎新婦の後ろに両家の両親、次いで親族が並びます。
◇入場
参進の儀で並んでいた、新郎新婦・両家の両親・親族の順で入場します。神前に向かい、右に新郎側、左が新婦側になり、親族入場後は、参進の儀に参列していない親族や友人が順に入場します。
◇修祓
修祓とは、罪や穢れを祓い、心身を清めることを意味します。
神主が「祓詞(はらいことば)」を述べた後、大幣(おおぬさ)を振り、お祓いをして身を清めます。
◇祝詞奏上
神様に伝える言葉のことです。神主が両家の結婚を神様に報告し、加護をお祈りする儀式です。
◇結盃
「三三九度」のこと。巫女から小盃に御神酒が注がれ、新郎新婦がそれぞれ飲み干し、次は中盃、そして大盃の順に行います。
御神酒は神様の力が加わったお酒。御神酒を飲むことは神様のお力をいただくことで、二人で御神酒を飲むことで絆も深まる。小盃で先祖に感謝し、中盃で二人で力を合わせて生きる誓いを立て、大盃で一家の安泰と子孫繁栄の願いをこめる
◇誓詞
新郎新婦が神前で夫婦になる誓いの言葉を奏上する儀式です。
◇指輪交換
◇玉串拝礼
神と人の心を繋ぐとされている「玉串」を神殿に捧げる儀式です。神殿に供えた後は、「二拝二拍手一拝」、つまり2回深くおじぎをした後、2回拍手をし、最後に1回浅くおじぎをします。
◇親族盃
巫女が両家の上座から順に『御神酒』を注いで回りまず。
そして、新郎新婦ご両家の列席者全員の前に置かれた杯に『御神酒』が注がれたところで、祭主が合図を出します。
合図があったら、新郎新婦ご両家列席者は全員起立し、一斉に杯を三口で飲み干します。
この『親族杯の儀』により、両家が親族として固まったことを両家で確認する意味があります。
Comments